リョミィのアクティブログ

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【感想】流浪の月

流浪の月、読みました!

※ネタバレも含みますので、読んでない人は要注意です。

 

少女を誘拐した犯人と、その少女の物語、、と言えば単純なんだけど、そんな簡単な話ではない。

 

犯人(文)は悪者ではないし、

少女(更紗)も嫌な思いをするどころか、つらい日々からようやく文に救われたから。

 

ほんとに凪良ゆうの書く物語は、なんでこんなに綺麗な世界なんだろう。

 

更紗がお父さんやお母さんと過ごしていた日々は多幸感溢れてて、読み手までゆったりとした気持ちになったんじゃないかなぁ。

風景が浮かんで、自分までそこにいる気持ちになる。

 

文との日々も本当に素敵な日々なのに、みんなにわかってもらえないもどかしさ。

 

でも、私が更紗なら、絶対に捕まった時にあの息子の事はぶちまけるのに!ってそこはかなりイライラした。

大事な文を守る為なら、事実なんやし全部言えばいいやん!なんで?ってめっちゃ思ったなぁ。

 

亮くんの事も、私ならもっと早い段階で別れてると思う。なんじゃこいつ!

モラハラやん!

 

ちょっと苛つくところはあったけど、最終的に読者の望む展開になってくれて、一安心。

 

安心できる本なので、「は?」っていうラストが苦手な人にはオススメの本!

(雑な薦め方ですみません。。。)