流浪の月、読みました!
※ネタバレも含みますので、読んでない人は要注意です。
少女を誘拐した犯人と、その少女の物語、、と言えば単純なんだけど、そんな簡単な話ではない。
犯人(文)は悪者ではないし、
少女(更紗)も嫌な思いをするどころか、つらい日々からようやく文に救われたから。
ほんとに凪良ゆうの書く物語は、なんでこんなに綺麗な世界なんだろう。
更紗がお父さんやお母さんと過ごしていた日々は多幸感溢れてて、読み手までゆったりとした気持ちになったんじゃないかなぁ。
風景が浮かんで、自分までそこにいる気持ちになる。
文との日々も本当に素敵な日々なのに、みんなにわかってもらえないもどかしさ。
でも、私が更紗なら、絶対に捕まった時にあの息子の事はぶちまけるのに!ってそこはかなりイライラした。
大事な文を守る為なら、事実なんやし全部言えばいいやん!なんで?ってめっちゃ思ったなぁ。
亮くんの事も、私ならもっと早い段階で別れてると思う。なんじゃこいつ!
モラハラやん!
ちょっと苛つくところはあったけど、最終的に読者の望む展開になってくれて、一安心。
安心できる本なので、「は?」っていうラストが苦手な人にはオススメの本!
(雑な薦め方ですみません。。。)